鶴岡市、金沢のお地蔵様と新しい祠(ほこら))について

 このほど金沢旧寺跡地から金沢墓地にお地蔵様が移転することになりました。新しく祠(ほこら)が完成した事と、お地蔵様について皆さんにご紹介したいと思います。

 祠の中には、安産地蔵と海難事故で亡くなられた方を慰霊するお地蔵様の三体が祀られています。

 正確な時期は分かりませんが昭和初期頃から、金沢を離れ最北の地樺太、北海道の稚内に漁を求め漁師として従事し、家族を支えてきた歴史があります。そういった中で、船体に着氷や豊漁による転覆、船火事などの様々な海難事故で、家族や親戚を亡くなられた悲しい歴史も残されています。多くの海難事故で亡くなられた漁業従事者を地元でも供養できるようにと、当時の船会社大野水産(稚内)が昭和41年にお地蔵様、慰霊碑を金沢に寄贈されたのが始まりです。

 住民会では毎年10月第1日曜日に供養を行い、歴史あるお地蔵様と新しい祠を共に守り続けていきたいと思います。

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