加茂坂トンネル物語〜その2〜【鶴岡市立加茂小学校】升川繁敏校長先生
加茂坂隧道(トンネル)物語 加茂港が繁盛して物資輸送が増大するに伴って、本格的なトンネルを開こうという計画があがってきました。背負子にとってトンネルが出来れば死活問題でした。背負子と丁持ちは、大挙して明治14年反対陳情をしています。根強い反対のため計画から着工まで7年かかりました。県令・三島通庸ですら在任中に実行できませんでした。明治19年、貫通。
開通後、ある背負子の帳簿に「まんぶ(隧道)とほる、くるまかへず、うまかへず、ばしゃにあとおしいらず」。
(新生「加茂の文化遺産を愛する会」長谷川芳男)
鶴岡市立加茂小学校の升川繁敏校長先生が、3・4年社会科「郷土をひらく」参考教材として、平成25年2月1日に「加茂坂トンネル物語」を作成し、その1部を加茂地区自治振興会にも寄贈して下さいましたので、その内容について、お知らせします。今回はその2回目、完結編です。