ようこそ加茂地区へ!!東京大学の学生5名来加!夏の加茂を楽しみました

 令和8月25日(月)から8月29日(金)の5日間、鶴岡市加茂地区を中中心に東京大学体験活動プログラムが行われ、加茂に初めて東京大学の学生たちが訪れてくれました。

 この事業は、東京大学の学部学生、学院学生が今までの生活と異なる文化や価値観に触れることを目的とし、2012年度から大学が主催して実施している事業となっています。国内外、様々なプログラム内容で実施されており、今年度(令和7年度)はボランティアなどの社会貢献、就労体験、国際交流体験、農林水産業・地域体験、フィールドワークなど64のプログラム(海外プログラム除く)があるようです。

今回、地域体験として鶴岡市(加茂地区)がプログラムの中に入り、学院学生2名、学部学生3名の計5名が参加。鶴岡市の受け入れ先(事務局)を公益財団法人 克念社が行ない、加茂地区自治振興会、県水産研究所、加茂水族館、渚の交番、カモンマーレ、浄禅寺、尾形家、オラフ氏宅、加茂磯見組合が、今回のプログラムをバックアップしました。

 初日(8月25日)は、升川繁敏先生と加茂まち歩きガイドと一緒に、加茂の歴史に触れながらまち歩きを行ない、尾形家「聴涛館」、本宅の蔵、加茂春日神社の本殿の狛犬や、船絵馬を観覧しました。二日目(8月26日)は、カモンマーレでサップやカヌーなどのマリンアクティビティを楽しみ、加茂水族館、水産研究所を訪問。夜は、加茂コミセンで地区住民30名との交流会に参加し、加茂泊町大黒舞や加茂の魅力紹介などで交流を深めました。

 三日目(8月27日)は、朝からすっきりとしない天気となり、磯見の体験は残念ながらできませんでしたが、初日に行けなかったお寺や廻船問屋通りを巡り、今年オープンしたオラフ氏のしゅしゅ!プラでんしゃランド(加茂下仲町)で、プラ電を走らせ楽しい時間を過ごしました。協和丸のカニが食べたい!と初日から言っていたベニズワイガニもお土産で購入。この日学生たちは加茂から離れ、善寶寺へと向かい初めての座禅体験や精進料理を味わいました。

 ハードで楽しさ満載の全プログラムを無事に終え、8月28日(木)加茂コミセンで行われた「加茂の魅力発表会」には加茂地区住民40名が参加。来賓として、東京大学大学院人文社会系研究科 加藤隆宏教授、鶴岡市 阿部真一副市長、公益財団法人 克念社 伊藤博常務理事が出席しました。

 東北に来たことがない学生や、海で遊んだことがない学生たち、加茂(鶴岡)に来て全てが初めての体験であり、全てがとても楽しい体験だったと語っていました。加茂みたいな小さいまちに世界一のクラゲの水族館があり、海で遊べて、歴史が学べて、加茂の人全員が優しい人たちだったと最高の評価を頂きました。一つ課題として、まち歩きをしながらフラっと入れる“海鮮丼”が食べられるお店がほしいとのこと、加茂に飲食や宿泊ができる店が無い為、以前より地区としても課題となっています。

 今回の東京大学とのご縁を今後も生かすため、引き続き加茂に協力をしてもらうことになり、加茂の地域づくりに関わっている東北公益大学や山形大学の学生たちとも交流することが今回叶いました。短い期間ではありましたが、加茂地区にとってもいい機会をいただき、楽しい夏となりました。

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